②サブネット化を詳しく見る-クラスB編
今回も前回に引き続き、サブネット化が理解できるようにお話をします。前回はクラスCを例にして話しましたが、今回はクラスBです。クラスBは、128.0.0.0〜191.255.255.255の範囲のIPアドレスですね。
【前回の記事】
②サブネット化の詳細-クラスC
サブネット化は、ホスト部からビットを借りてネットワークを拡張することを言います。IPアドレスは32ビットと固定長と決まっているので、借りて拡張します。借りて拡張したものは、サブネットワーク部と呼びます。
この拡張を理解していくと、IPv4アドレスの設計の理解がグッと深まってすごく楽しくなってきます。頑張っていきましょう!
サブネット化を詳しくみる
サブネットワーク部の数
考え方は、全く同じです。ホスト部からビットを借りてネットワークを拡張します。クラスCと異なる点は、ホスト部のビット数の違いです。クラスCは、ホスト部は8ビットでした。クラスBは16ビットもあります。それだけネットワークを分割することができます。
では、172.16.0.0/16 のネットワークを分割してみましょう。今回もホスト部から2ビット拝借してみます。ネットワーク部16ビットとサブネットワーク部の2ビットで18ビットになりました。172.16.0.0/16→18です。ホスト部は、14ビットに減少しました。
続いてサブネットワークがどれだけ出来たか、見ていきます。2ビット借りたので、4(22)です。
最大ホスト数
続いて、1つのサブネットで最大ホストアドレス数は、いくつでしょうか。
ホスト部のビットは、14ビットとなるので16,382(214-2)となります。-2は、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスですね。ホストには割り当てられないので、-2とします。
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(1) IPv4アドレスの構成 – ④予約されているIPアドレス
最後に
クラスBの早見表を掲載します。借りられるビット数が多いので2つの表にしました。
【クラスB サブネット化した時のサブネット数、ホストアドレス早見表】
次は、サブネット化の詳細-クラスAをお伝えします。だんだんお腹いっぱいになってきましたね。
よくわからん!という方は、コメントお待ちしています!
【前回の記事】
(2) サブネット化 – ②サブネット化の詳細-クラスC
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