今回の記事では、IPアドレスの意味についてお伝えしてきます。IPアドレスについて「まったくわからない」というあなたにも理解していただけると思います。

IPアドレスの意味

IPアドレスとは、通信するために相手を特定するものです。

パソコンやスマートフォンでインターネットをしている時、必ずIPアドレスを使って通信をしています。

IPアドレスがあるおかげで、通信する相手がどこにあるか特定することができるわけです。実際の生活で例えて見ると、住所のようなものです。住所のおかげで、住んでいる場所がわかりますよね。

このような感じで通信する時は、IPアドレスを特定してお互い通信しているわけなのです。
192.168.0.1 と 192.168.0.2というのがIPアドレスです。例えば、ノードAがノードBに写真の画像を送る場合を見てみましょう。ノードとは、IPを使って通信する装置です。パソコンとかスマートフォンは、ノードです。ノードAは、宛先：IPアドレス192.168.0.2　といった感じでノードBを特定して通信します。

 

iPhoneのIPアドレスを見る。

IPアドレスを見るには、設定 > Wi-Fi > 接続中のWi-FiのSSID の順番でタップすると見えます。

下記の画像は、iPhoneのIPアドレスです。自宅環境のWi-Fiを利用しています。

192.168.116.68がIPアドレスです。インターネットをするとき、このIPアドレスを使って通信をしているのです！

 

IPアドレスには２種類ある。IPv4 と IPv6

IPアドレスには、IPv4とIPv6の2種類あります。

タイトルにIPv4アドレスのv4と書いてあることに気づきましたか？v4ってなんでしょう？

上の絵であった192.168.0.1というのは、IPv4アドレスです。v4、つまりバージョン4です。現在最も利用されているIPアドレスです。

ただ、IPv4アドレスの数は、43億個しかありません。世界人口約60億人いるわけですから、インターネットの爆発的な普及でIPv4アドレスは枯渇してしまいました。つまりIPv4アドレスをインターネットで使用したい！と申請をしても新たに払い出されないということです。

そこで天文学的な数を利用できるIPv6アドレスが出てきました。実際利用できる数は、340澗！。。。澗って？なんて読む？
どれくらい天文学的かは、下記の表を見てみてください。

IPv4	4294967296個 (43億)
IPv6	340282366920938463463374607431768211456 340澗(かん)

次回からは、CCNAを取る場合やネットワークエンジニアとして絶対に覚えておくべきIPv4アドレスの知識を順番にお伝えしたいと思います。なんか難しそうだなーと思うかもしれませんが、大丈夫！この私でも覚えられました(笑)数学アレルギーで中学で数学を諦めたこの私だった覚えられたんです。順番にじっくり理解していけば、必ず覚えられるようになります！

今回覚えて欲しいこと

IPアドレスとは、住所のようなもの。相手を特定するために必要。 IPアドレスは、IPv4とIPv6の2種類がある IPv4は約43億個で枯渇してしまった。