記憶術で覚えるイーサネット①イーサネット概要を覚える

今回はイーサネットの概要をお伝えします。イーサネットは、みなさんの身近にもあります。無線LANもイーサネットです。

このブログでは、試験に合格する上で押さえておくべきキーワードを記憶術を使ったりして覚えやすいようにしていきます。
ここでの記憶術と言っているのは、イメージ図や語呂合わせなどを使います。少しでもあなたの記憶に残るように書いていきます。

イーサネット概要

先ほど述べた通り、イーサネットは、みなさんもインターネットをするときに利用しています。最近の主流は、無線LAN。パソコンやスマートフォンも無線LANを使ってインターネットをしていますよね。無線LANもイーサネットの技術を利用しています。

ただ、CCNA ICND1で覚えるのは有線のイーサネット。有線は、ケーブルを使ったネットワークです。つい5年以上前は、LANケーブルをパソコンにつないでインターネットをしていたと思います。その通信方法がイーサネットです。

イーサネットは、1980年に標準規格となったようです。IEEE(米国電気電子技術者協会)というところが1980年2月に決めたので802として、IEEE802.3という番号で標準化しています。IEEEの読み方は、アイ トリプル イーと読みます。

イーサネットの歴史は、太い同軸ケーブルというのを利用して、コンピュータ間で通信していたようです。同軸ケーブルは、今でもテレビと壁をつなぐ際に利用しています。それが段々進化して、通信速度が早くなったり距離を長くすることができるようになったりして、今では主流となっています。

イーサネットの速度は、有線では10Mbps→100Mbps→1Gbps→10Gbps→100Gbpsまで進化しました。

イーサネットの規格の覚え方

さて、イーサネットの規格の番号、IEEE802.3は重要です。覚える必要があります。

先に書いた通り、1980年2月だからIEEE802.3と覚えてもいいです。(ただ、.3はどこから来たのか、、)

インターネットをイーサネットを使ってハマる兄さん(802.3)

失礼いたしました。あと実はもう一つ覚える番号があります。これより前にイーサネットの仕様が公開されました。DIXイーサネットというもので、規格はIEEE802.2です。ハマる兄さんより先に決まった規格なので、一つ番号を少なくしてIEEE802.2と覚えちゃいましょう。

MAC副層、LLC副層

イーサネットでは、OSI参照モデルの第2層データリンク層の中で2つに決められていることがあります。MAC副層LLC副層です

MAC副層は、第1層の物理層側です。「どのようにフレームを転送するか」ということを決めています。

MACは物理側と覚えましょう。(マクドナルドは物理側!)

MACは、Media Access Control です。

LLC副層は、論理リンク制御です。LLCは、Logical Link Control です。Logicalなので論理ですね。

「LANの種類に依存しないで、上位のネットワーク層のプロトコルを変わらない手法で利用できるように」定義しています。
簡単に言うと、みなさんがよく使っている今のIPアドレスでも、次世代のIPv6アドレスでも変わらずネットワーク通信を利用できるためにあります。

ネットワーク層プロトコルを利用するためのLLCで覚えましょう。

LLCは、物理層側かネットワーク層側かどっち?と考えたら、LLCはLogical(論理)なのでネットワーク層側って感じですよね。このLogicalはネットワーク側ということで覚えましょう。

以上、イーサネットの概要でした。ご覧になっていただき、ありがとうございました。