記憶術で覚えるRIP-②RIPのタイマー
CCNAのICND1の範囲であるRIPのうち、今回の記事ではRIPのタイマーを取り上げます。
試験に合格する上でRIPで押さえておくべきキーワードを記憶術を使って覚えるようにします。ここでの記憶術と言っているのは、イメージ図や語呂合わせなどを使います。少しでもあなたが記憶に残るように書いていきます。
まず、ICND1の試験に合格する上で覚える必要がある項目を列挙します。
■押さえておくべき項目
- ディスタンスベクタRIPの基本的な動作(ここでは取り上げません。)
- ディスタンスベクターの問題点と回避策
- 無限カウント
- ルーティングループ
- RIPのタイマー←今回の記事
- RIPv1とRIPv2の違い
- コマンド
- 設定
- showコマンドとそれぞれの意味
- 経路集約
- passive
- デフォルトルート
- RIPタイマーの変更
RIPのタイマーの一覧
タイマーの種類を記憶する
RIPには、4種類のタイマーがあります。そしてこの4種類のタイマーを覚える必要があります。
- Update
- Invalid
- Hold Down(前回の記事で取り上げたホールドダウン)
- Flush
覚え方としては、頭文字を取って、UIHF(ういふふ)。全く意味のない言葉ですね。。並び替えれば、意味のある言葉にできなくもないですけど、意外にこの順番で思えたほうが動作の流れ順になっているのでUIHFがいいと思います。
タイマーを記憶する
続いて、タイマーの時間を覚えます。秒数の覚え方は、()の中に書いておきます。覚えにくかったらゴメンなさい。
- Update:30秒 (30歳からUpdateする)
- Invalid:180秒 ( Invalidは、いやお!(180))
- Hold Down:180秒(ボクシングはダウンする。時間は1ラウンド180秒(3分) )
- Flush:240秒 (雑誌のFlashを想像する。240秒は関連づけしづらいので、24時間のコンビニに雑誌が売っているイメージで。タイマーが24時間のわけがないから、24という数字だけ覚えて240秒に変換する)
タイマーの意味を覚える
タイマーの種類、タイマーの時間を覚えたらそれぞれの役割と流れについて記憶していきます。
Update
ルータは、30秒に1回ルーティングテーブルを他のRIPが動作しているルータにアップデートします。
Invalid
ルートを無効と認識する時間。invalidの単語の意味は、無効です。
このタイマーが発動するのはUpdateが来なかったら。Updateが来なくて180秒経過したら経路が無効となります。
Hold Down
ダウンした経路を誤ってルーティングテーブルに書き込まれないように、ある程度の時間を待つ機能です。時間は180秒。
このタイマーが発動するのは、経路がInvalid(無効)になってからです。Invalidで180秒経過、そしてHold Downタイマーで180秒間待ちます。合計360秒待ちます。
ただ、結局ですが、次に述べるFlushの機能で240秒間Updateが来なかったらルーティングテーブルから削除してしまいます。ので実質Hold Downタイマーを待つ前に解除されてしまいます。
Flush
経路を保持できる時間。240秒。
このタイマーが発動するのはUpdateが来なかったら。Invalidと同じです。
Updateが来なくて240秒経過したら、その経路をルーティングテーブルから削除します。
“記憶術で覚えるRIP-②RIPのタイマー” に対して3件のコメントがあります。